「侵略者抑止できるのは防衛態勢の強化のみ」エストニア国防相が露を非難 都内で講演
産経ニュース / 2025年1月29日 20時47分
来日しているバルト三国、エストニアのペフクル国防相は29日、東京都内で講演し、ウクライナを侵略するロシアを念頭に「防衛態勢の強化によってのみ、侵略者を抑止することができる」と述べた。
ペフクル氏はウクライナ戦争について、「プーチン露大統領は平和を求めてはいない」と非難した。その上で、ウクライナを侵略し続ければ、より高い代償が待っていると、露に知らしめる必要があると強調。ウクライナへの軍事支援の継続が重要だと訴えた。
エストニアが防衛費を国内総生産(GDP)比で現行の3・7%から5%に引き上げる目標を示したことにも言及。防衛費の増額は中露朝、イランが自国の権威主義体制の維持を図るために相互連携を深めていることが理由だとした。「北大西洋条約機構(NATO)の欧州の全加盟国はもっと努力しなければならない」として、GDP比5%の防衛費でも「まだまだ安いくらいだ」と強調した。
また、「ウクライナ戦争の(安易な)停戦により、インド太平洋地域などで紛争が起こる未来につながらないよう対処しよう」と述べ、日本など友好国に連携強化を呼びかけた。(岡田美月)
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