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ゼレンスキー氏「ロシア、大統領交代を要求」 3年前の停戦交渉 傀儡化の意図を暴露

産経ニュース / 2025年1月22日 22時41分

ウクライナのゼレンスキー大統領は22日、2022年2月のロシアによる侵略開始直後の停戦交渉で、ロシアがウクライナに対し、親露派として知られるウクライナの大物政治家で元同国最高会議(議会)議員、メドベドチュク氏への大統領交代を要求したと明らかにした。ゼレンスキー氏はその上で、当時の交渉について「交渉ではなく、(ロシアからの)最後通告だった」と指摘した。

訪問先のスイスでのメディア代表者らとの会見での発言としてウクライナメディアが伝えた。ゼレンスキー氏の発言が事実であれば、ロシアの侵略にはウクライナを傀儡(かいらい)国家とする意図があったことが改めて示された形。メドベドチュク氏はロシアの侵略後、ウクライナ治安機関に拘束され、その後、捕虜交換の一環としてロシアに引き渡された。

ゼレンスキー氏はまた、ロシアが停戦交渉で大統領交代のほか、ウクライナ東部ドンバス地域(ドネツク、ルガンスク両州)のロシアへの帰属変更▽軍人員の5万人への削減▽射程20キロ以上の全兵器の廃棄▽ロシア語の公用語化-などを要求したとも明らかにした。

ゼレンスキー氏の発言について、停戦交渉で露代表団の一員だったスルツキー露下院国際問題委員長は同日、「虚偽のうわ言だ」と否定した。国営ロシア通信が伝えた。

当時の停戦交渉について、プーチン露大統領は「ウクライナが合意文書に一度署名した後、破棄した」と主張。将来的な停戦交渉では当時の文書が基礎になるとの立場を示している。一方、ゼレンスキー氏は署名や合意はなかったと反論している。(小野田雄一)

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