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ロシア攻勢を維持「1週間で東部の5集落制圧」と主張 ウクライナ軍の劣勢続く

産経ニュース / 2025年2月1日 8時28分

ロシアによるウクライナ侵略で、露国防省は1月31日、過去1週間に最激戦地であるウクライナ東部ドネツク州のベリカヤ・ノボショルカを含む集落4カ所と、東部ハリコフ州の集落1カ所を制圧したと主張した。ウクライナ軍の重要防衛線の一角であるドネツク州ポクロフスク方面でも露軍が攻勢を維持し、ウクライナ軍は劣勢が続いていると伝えられている。

ベリカヤ・ノボショルカは、ドネツク州と東部ドニエプロペトロフスク州、南部ザポロジエ州の州境に近い交通の要衝。ウクライナメディアは31日、露軍が同集落を制圧した後、ザポロジエ州で露軍の北進を防いできたウクライナ軍を側面から攻撃したり、ドニエプロペトロフスク州への前進を図ったりする可能性があるとする軍事専門家の分析を伝えた。

一方、ポクロフスク方面での戦闘を巡り、ロイター通信は31日、露軍が最近、ポクロフスクにつながる主要道路に到達するなど「包囲網を徐々に狭めている」と指摘。露軍が同市を包囲したり、陥落させたりした場合、さらなるドネツク州での前進に向けた「強力な立場」を得ると指摘した。

ドネツク州全域の制圧を狙う露軍は現在、ポクロフスクや小都市チャソフヤル、トレツクなどで構成されるウクライナ軍の防衛線を突破し、主要都市クラマトルスクやスラビャンスク方面への進軍ルートを確保する思惑だと分析されている。

一方のウクライナ軍は重要拠点を防衛しつつ、露国内の弾薬庫や燃料貯蔵施設への長距離攻撃を続け、攻勢が維持できなくなる水準まで露軍を損耗させたい構えだ。(小野田雄一)

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