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ドイツ西部の刃物襲撃で逃走のシリア人の男を拘束 2年前に難民申請の26歳、現地誌報道

産経ニュース / 2024年8月25日 9時53分

【パリ=板東和正、カイロ=佐藤貴生】ドイツ西部ゾーリンゲンで23日夜、広場で開かれた祭典中に男が来場者らを刃物で襲い、3人が死亡、8人が負傷した。独警察は24日、事件後に出頭し容疑を認めた26歳のシリア人の男を拘束した。イスラム教スンニ派過激組織「イスラム国」(IS)が犯行声明を公表。独当局はテロ事件との見方を強めている。

欧州メディアによると、事件は数千人が集まる中心市街地の祭典会場で発生。50~60代の男女計3人が死亡したほか、負傷者のうち4人は重体で、ショルツ首相は「恐ろしい出来事に動揺している」と述べた。

拘束された男は2022年12月にドイツに来て難民申請し、滞在が認められた。男は犯行当時、被害者の首や喉を狙ったとみられている。

独警察は24日、事件現場周辺の難民の宿泊施設を捜索。男とは別に事件との関連が疑われる1人を拘束。襲撃計画を事前に知りながら通報しなかった疑いで、同施設で生活していたとみられる15歳の少年も拘束した。

ISは犯行声明で「攻撃したのはISの戦士」とし、「パレスチナやあらゆる場所」でのイスラム教徒への攻撃に対する「復讐として実行した」と宣言。ISが今回の事件に関与した証拠は判明していない。

ISは米軍などの掃討作戦で一時は壊滅状態に陥ったが、関連組織が南アジアやアフリカに拠点を築き、欧州でも関連したテロの脅威が拡大。3月にはロシアで銃乱射テロが発生し、ISが犯行声明を出した。

ゾーリンゲンは人口約16万人の都市で日本企業の拠点が多いデュッセルドルフから東に約20キロ。

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