イランがロシアに数百発の弾道ミサイル供与 米紙報道、ウクライナへの脅威拡大
産経ニュース / 2024年9月7日 8時25分
米紙ウォールストリート・ジャーナル(電子版)は6日、ウクライナ侵略を続けるロシアにイランが数百発規模の短距離弾道ミサイルを供与したと伝えた。米国と欧州の当局者の話だとした。米国が最近、このことを同盟国に通知したという。同紙によると、イランの国連代表部の報道官はロシアへのミサイル供与を否定した。
ウクライナでは最近、露軍による大規模ミサイル攻撃が相次ぎ、防空システム不足などで多数の民間人が死傷している。イランからロシアへのミサイル供与が事実であれば、ウクライナにとってさらなる脅威となる。
ロシアは従来、イランから自爆ドローン(無人機)を調達する一方、北朝鮮から砲弾や弾道ミサイルを調達してきたとされる。ロシアはいずれも否定している。
先進7カ国(G7)は今年3月、イランに対し、ロシアに弾道ミサイルなどを供与した場合は制裁を科すと警告。ただ、複数の欧米メディアは最近、イランがロシアへの弾道ミサイルの輸送を開始する兆候があると報じていた。
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