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F16の供与第1陣がウクライナに到着 米報道、空軍力強化へ 滑空爆弾阻止に期待

産経ニュース / 2024年8月1日 7時49分

ロシアの侵略を受けるウクライナへの米戦闘機F16の供与を巡り、米ブルームバーグ通信は7月31日、欧州諸国からの供与分の第1陣がウクライナに到着したと伝えた。事情に詳しい消息筋の話としている。詳細な機体数は不明だが、消息筋は「少ない」と述べたという。

F16のウクライナ供与は、これまでにベルギー、オランダ、デンマーク、ノルウェーの4カ国が表明。ウクライナメディアによると、供与の予定数は2028年までに計80機弱。供与は段階的に実施され、ウクライナが保有するF16は今夏に6機、年内に24機、25年末までに40~50機程度になると見込まれている。

軍事専門家の間では、F16の供与が戦況に与える影響は限定的で、ウクライナ軍が劣勢を打開する契機にはならないとの観測が強い。ただ、ウクライナ軍の空軍力が強化されるのは確実で、局所的な航空優勢の確保や、露軍の滑空爆弾(遠距離から目標を攻撃できる航空機投射式の爆弾)の脅威低減などが可能になると予測されている。

F16の供与はロシアの侵略後、ウクライナのゼレンスキー大統領が欧米諸国に要請。米国と調整した欧州諸国が要請に応じ、これまでウクライナ軍操縦士の訓練などに協力してきた。欧米側は今夏中にもウクライナ軍がF16の運用を開始する予定だと発表していた。(小野田雄一)

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