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プーチン氏、北朝鮮への兵器供与「排除せず」 韓国にも警告「大きな間違いになる」

産経ニュース / 2024年6月21日 9時6分

ロシアのプーチン大統領は20日、ロシアの侵略を受けるウクライナに対する欧米諸国の兵器供与を引き合いに出し、ロシアが包括的戦略パートナーシップ条約を結んだ北朝鮮への武器供与を「排除しない」と述べた。また、露朝の条約締結に反発した韓国がウクライナへの殺傷兵器の供与に乗り出す可能性を示唆したことに対し、「それは大きな間違いになる。そうした場合、ロシアは韓国にとって不快な決定を下すだろう」と警告した。

外遊先のベトナムの首都ハノイで行った露メディアとの記者会見で発言した。プーチン氏は北朝鮮に武器供与する可能性を示唆し、欧米に対ウクライナ支援の停止や再考を迫った形。ロシアの兵器が北朝鮮に供与されれば、北朝鮮と対峙(たいじ)する日本や米韓にとって大きな脅威となる。

プーチン氏は「ロシアは国連の制裁決議を無視して北朝鮮と軍事協力を拡大するのか」とした露メディアの質問に明確な回答を避けた。一方で、制裁で北朝鮮国民が苦しんでいるとし、北朝鮮労働者の他国への出稼ぎなどは容認されるべきだとする考えも示した。

プーチン氏は5日、ある国が露国内を攻撃できる兵器をウクライナに供与した場合、ロシアもその国と敵対する国への兵器供与を検討すると表明。ただ、その時点で具体的な相手国には言及していなかった。

露朝は19日、一方が攻撃された場合の相互支援などを定めた包括的戦略パートナーシップ条約を締結。韓国は20日、条約締結を批判し、ウクライナに殺傷兵器を供与しない従来方針を再検討する方針を示していた。(小野田雄一)

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