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フランス政府、ビンラーディンの息子を「テロ擁護」で国外追放 SNSで父の思い語ったか

産経ニュース / 2024年10月9日 9時5分

オマル・ビンラーディン氏=2008年1月11日、エジプト(AP)

【パリ=三井美奈】フランス政府は8日、国際テロ組織アルカーイダの元指導ウサマ・ビンラーディンの息子で、仏北部に住んでいたオマル・ビンラーディン氏(43)を国外退去処分にしたと明らかにした。交流サイト(SNS)で昨年、テロ擁護の投稿をしたことが原因だとしている。

仏紙パリジャンなどによると、オマル氏は2016年以降、英国人の妻とともにノルマンディー地方に在住。昨年、政府から「国土を離れる義務(OQTF)」を課され、現在はカタールに滞在する。問題となった投稿は、米軍作戦で11年に殺害された父の命日にあわせ、父を回想してたたえる内容だったとみられている。

オマル氏は退去命令に異議を申し立てていたが、8日までに却下された。ルタイヨー仏内相はSNSで国の安全保障のための決断だと主張し、「いかなる理由でも、フランスに戻ることはできない」と発信した。

オマル氏はウサマ・ビンラーディンの最初の妻の4番目の子供。2000年に父と決別した。結婚後、英国に亡命を申請したが拒否され、フランスで画家として暮らしていた。09年にはアルカーイダの戦士として訓練を受けた潜伏生活の回想録を出版。米欧メディアのインタビューで「イスラム世界と西側を結ぶ大使になりたい」と語っていた。

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