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マクロン大統領に追い風か 仏与党連合の下院議長が再選、連立交渉に協力求める

産経ニュース / 2024年7月19日 22時2分

【パリ=板東和正】6~7月に総選挙が行われたフランスの国民議会(下院)が18日、開会した。新議長には投票の結果、マクロン大統領率いる与党連合のヤエル・ブロンピベ前議長が左派連合「新人民戦線」の候補を破り再選を果たした。

下院で法案審議などの運営を担う議長は大統領や首相らに次ぐ権力を持つ。過半数を制した勢力がない中、議長選の結果は与党連合主導の政権樹立を狙うマクロン氏にとり追い風になる可能性がある。

投票は最大3回行われる仕組み。最初の2回の投票で絶対過半数を得た候補者がなければ、3回目で最多数の票を得た候補が選ばれる。与党連合以外に中道右派の共和党の支持を得たブロンピベ氏は、3回目で220票を獲得し勝利した。

マクロン氏は現在、与党連合や共和党のほか、社会党など新人民戦線に加わる比較的穏健な左派政党を取り込んだ大連立内閣の樹立を模索している。ブロンピベ氏は再選後の演説で「妥協点を模索しなければならない」と述べ、連立交渉に向け各勢力に協力を求めた。

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