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パリ市長が五輪開会式を「極右打ち砕いた」と称賛 「最後の晩餐」連想演出への批判退け

産経ニュース / 2024年8月7日 13時33分

パリ五輪でウクライナ選手を称えるパリのイダルゴ市長(手前右)=1日(AP)

パリのイダルゴ市長は7日付フランス紙ルモンドのインタビューで、7月26日に行われた五輪開会式は「極右のメッセージを打ち砕いた」と述べ、高く評価した。

開会式を巡っては、新訳聖書の「最後の晩餐」を連想させる構図で派手な女装姿のドラァグクイーンが登場したり、18世紀の革命で処刑された王妃が首を持って現れたりする演出があり、カトリック教会や保守派から批判が出ていた。

だが、イダルゴ市長は「パリは称賛される一方、嫌悪感をあおろうとする動きもある。自由な都市であり、LGBTQ(性的少数者)が避難する共生の街になっているからだ」と反論。

さらに「反動主義者や極右、みんなを対立させようとする勢力」を批判し、「詳細にこだわって、否定的なメッセージを拡散する」ことは、ポピュリズム(大衆迎合主義)の常套手段だとも述べた。

開会式の演出については、パリ五輪の大会組織委員会が28日、「宗教団体に対する軽蔑を示す意図はなかった」「誰かを不快にさせたとしたら、すまなく思う」として謝罪を表明している。

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