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「プーチン露政権のスパイ」疑惑イルカ、暗殺された? ノルウェー保護団体が警察に告発

産経ニュース / 2024年9月6日 10時41分

ノルウェー沖で8月末、死体で発見された「ロシアのスパイ」疑惑イルカについて、動物保護団体は4日、「銃撃で殺された疑いが強い」とする調査結果を発表した。ノルウェー警察に告発したとしている。

発表したのは、このイルカを観察してきたノルウェーの「ワン・ホエール」など2団体。イルカは全身が白いシロイルカで、公開された写真には胴体に弾痕とみられる傷と出血の痕が映っている。2団体は、複数の獣医や生物学者とともに調査を行ったとしている。

このイルカは、2019年4月、ノルウェー北部沖で、カメラを搭載できるハーネスが装着された状態で見つかった。留め金にロシアの都市名サンクトペテルブルクの文字が記されており、ノルウェー当局は、ロシア軍のスパイ調教訓練場から逃げ出した可能性があると指摘していた。

人懐こいことから、ノルウェーではプーチン露大統領の名前を引用した「バルジーミル」の愛称で親しまれ、ワン・ホエールなど複数の団体が観察を続けてきた。先月31日、ノルウェー南部沖で死んで浮いているのを、釣りをしていた親子が発見した。昨年夏には、スウェーデン沖を泳いでいるのが確認されている。

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