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サバはスコットランドに限る? 日本への輸出急増、英国暮らしの味方でもある ロンドンの甃

産経ニュース / 2024年9月12日 7時0分

約2週間のウクライナ出張からロンドンに戻り、久しぶりに自炊をしようと近所のスーパーに向かった。目当ては鮮魚売り場に並ぶ英スコットランド産の生サバだ。

三枚におろしたサバの半身に強めに塩を振り、200度のオーブンで20分程度焼き上げると、見事に脂の乗ったサバの塩焼きにありつくことができる。

スコットランドは、隣国アイルランドやノルウェー、アイスランドなどと並ぶサバの産地だ。基本的には夏の魚だが、冷凍ものも含めれば一年中市場に出回っている。また、半身が1・5ポンド(約277円)程度と比較的安く、物価の高いロンドン暮らしを乗り切るための頼もしい味方でもある。

そんなスコットランド産の冷凍サバはここ数年、日本への輸出が急速に拡大している。英業界誌によると2020年の輸出量は1074トンだったのが、23年は1万5316トン、金額で2500万ポンドに達した。

日本では、近年の不漁で外国産の需要が一層高まっていることに加え、多くの日本人がスコットランド産のおいしさに気づき始めたのが理由とみられる。

落語「目黒のサンマ」ではないが、「サバはスコットランドに限る」と言われるようになるのもそう遠い未来のことではなさそうだ。(黒瀬悦成)

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