「ロシアの空爆で95人ががれきの下に」 ウクライナ占領下の露西部クルスク州スジャ
産経ニュース / 2025年2月2日 7時26分
ロシアによるウクライナ侵略で、ウクライナ軍が越境攻撃により一部を占領下に置いた露西部クルスク州に設置した駐屯司令部高官のドミトラシコフスキー氏は1日、同州の小都市スジャの寄宿学校が露軍の攻撃を受けて倒壊し、「がれきに95人が閉じ込められた」と発表した。多くは高齢者だといい、ウクライナ軍が救助・捜索活動を行っているとした。多数の死者が出る恐れがある。
ウクライナ軍参謀本部によると、寄宿学校への攻撃は航空機からの誘導爆弾で行われた。施設には避難準備のために女性や子供を含む地域住民が集まっていた。被害に遭ったのはウクライナ軍の占領後も地域に残っていた露国民だとみられる。
同参謀本部は「ロシアは寄宿学校に民間人しかいないと知っていた」とし、攻撃を非難した。
ウクライナ軍は昨年8月、クルスク州で電撃的な越境攻撃に着手し、一時1300平方キロを支配下に置いた。その後、露軍が反撃を進め、今年1月時点で被占領地域の6割を奪還したと主張。露軍はスジャにも迫っていると伝えられていた。
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