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プーチン氏、モンゴル訪問開始 ノモンハン事件85年の式典出席、対日勝利訴え友好確認へ

産経ニュース / 2024年9月3日 9時41分

ロシアのプーチン大統領は3日、訪問先のモンゴルの首都ウランバートルでフレルスフ大統領らと会談し、二国間協力の発展などを定める一連の共同文書に署名する。また、1939年にモンゴル国境付近で旧ソ連軍と日本の関東軍が衝突したノモンハン事件から85年の節目を記念する式典に出席する。

ロシアはノモンハン事件を「軍国主義日本に対する旧ソ連軍とモンゴル軍の共同勝利」だと位置付けている。プーチン氏は今回の訪問でも、ロシアとモンゴルの歴史的友好を強調し、ウクライナ侵略で進んだロシアの国際的孤立の打破につなげる思惑だとみられる。

実際、プーチン氏は訪問に先立つモンゴルメディアの書面インタビューで「われわれは1921年に世界で初めてモンゴルの独立を承認した」と強調。ノモンハン事件で「1万人を超すソ連将兵がモンゴルの自由と独立のための戦いに命をささげた」と主張した。

インタビューでプーチン氏は、ロシアがモンゴルにエネルギー資源を安価で供給する用意があるとも述べた。モンゴルにとってロシアは主要な輸出・輸入相手国の一つ。

ロシアは3日を「軍国主義日本への勝利と第二次大戦終結の日」としており、プーチン氏はモンゴルでの会談などで対日勝利に言及する可能性もある。

プーチン氏は2日に現地入りした。国際刑事裁判所(ICC)の加盟国であるモンゴルには、ICCから逮捕状が出されているプーチン氏を逮捕する義務があるが、両国は逮捕しないことで合意済みだとみられる。

プーチン氏のICC加盟国への訪問は、昨年3月にICCがウクライナ侵略に伴う子供の連れ去り容疑で逮捕状を出して以降で初。モンゴル訪問は2019年以来となる。

ウクライナはプーチン氏の逮捕をモンゴルに求めた。ロシアはプーチン氏のモンゴル入国に「懸念はない」としている。(小野田雄一)

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