スウェーデンの教育施設で銃撃 容疑者の男を含む約10人が死亡、単独犯か

【ロンドン＝黒瀬悦成】スウェーデン南部エーレブルの成人向け教育施設で4日、銃撃事件があり、容疑者の男を含む約10人が死亡した。同国の警察当局が発表した。地元メディアによると容疑者は自殺を図ったとみられる。

警察は、犯行は単独犯によるもので「現時点でテロの可能性はないとみられる」としている。警察は、さらなる被害者の有無を確認するため現場付近を捜索している。

教育施設では数学や理科などの学科のほか、移民を対象にスウェーデン語の授業もしている。

クリステション首相はX（旧ツイッター）への投稿で「非常に痛ましい日だ」と述べた。

スウェーデンでは近年、犯罪組織などによる銃撃や爆弾事件が相次いでいるが、ロイター通信によれば学校を舞台とした殺傷事件はまれだという。