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「領土放棄してNATO加盟」形式の停戦案報道、ゼレンスキー氏が否定

産経ニュース / 2024年10月11日 8時34分

ロシアの侵略を受けるウクライナのゼレンスキー大統領は10日、被占領地域の実効支配をロシアに認めるのと引き換えにウクライナが北大西洋条約機構(NATO)に加盟して安全を確保するという形での停戦案が検討されているという一部メディアの報道について、「停戦に関するいかなる議論も行われていない」と否定した。

パリで同日行われたフランスのマクロン大統領との会談後の記者会見での発言としてウクライナメディアが伝えた。欧州歴訪中のゼレンスキー氏は「私が停戦を協議するために支援国を訪問していると一部メディアが報じているが、事実ではない」とも述べた。

ゼレンスキー氏はマクロン氏との会談で、ロシアに対する「戦勝計画」を説明し、支援を改めて要請した。ゼレンスキー氏は同日、訪仏に先立ち英国も訪問。スターマー英首相に戦勝計画を説明したほか、NATO加盟を望むウクライナの立場を改めて伝達した。

英紙フィナンシャル・タイムズなど一部メディアは最近、ウクライナや欧米当局者の間で、ウクライナが被占領地域を事実上放棄するのと引き換えに、NATOがウクライナの安全を保証するという形での停戦案が浮上していると報じていた。ただ、ウクライナは報道を否定。ロシアも停戦にはウクライナの「中立化」が必要だとし、NATO加盟は容認できないとの立場を示している。

一方、ウクライナの有力軍事メディア「ディープステート」は10日、露軍がウクライナ東部ドネツク州の集落3カ所とルガンスク州の集落1カ所を新たに制圧したと伝えた。(小野田雄一)

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