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東部ポクロフスク方面「極めて困難」 ゼレンスキー氏、劣勢認める 越境攻撃は継続へ

産経ニュース / 2024年8月29日 8時37分

ロシアの侵略を受けるウクライナのゼレンスキー大統領は28日のビデオ声明で、最激戦地である東部ドネツク州の小都市ポクロフスク方面での戦況が「極めて困難だ」と述べ、ウクライナ軍が劣勢だと認めた。一方で、ウクライナ軍による露西部クルスク州への越境攻撃について、露軍がこれ以上の兵力をドネツク州に送れないようにするために必要だと説明し、継続する考えを示した。

米シンクタンク「戦争研究所」も27日、露軍がポクロフスク方面で「重要な戦術的前進」を遂げたと指摘。露軍がポクロフスク近郊の町ノボグロドフカの中心部を確保した上で、ポクロフスク方面に2キロ以上前進したもようだと分析した。戦争研究所の分析が正しければ、露軍はポクロフスクまで10キロ以内に迫っていることになる。

露軍は侵略開始当初からドネツク州全域の制圧を主目標に設定。同州のポクロフスク方面やチャソフヤル方面、トレツク方面などで攻勢を続けている。露軍はウクライナ軍の防衛線を突破し、ウクライナが保持する同州の主要都市クラマトルスクやスラビャンスクへの進軍ルートを確保する思惑だとみられている。

戦争研究所などによると、露軍はクルスク州の防衛よりもドネツク州での前進を重視。クルスク州には予備戦力を送る一方、主力部隊はドネツク州に維持している。

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