ロシア軍、ウクライナ東部州の集落「再制圧」と主張 露クルスク州奪還作戦は停滞か
産経ニュース / 2024年9月30日 9時54分
ロシアによるウクライナ侵略で、露国防省は29日、ウクライナ東部ルガンスク州の集落マキエフカを制圧したと主張した。マキエフカは2022年11月にウクライナ軍が奪還を発表していた。露国防省の主張が事実であれば、露軍が再び制圧した形。最激戦地の東部ドネツク州に加え、ルガンスク州でも露軍が攻勢を続けているとみられる。
プーチン露大統領は22年2月に開始した対ウクライナ軍事作戦の戦略目標の一つとして、先に「国家」承認した東部ドンバス地域(ルガンスク、ドネツク両州)全域の掌握を掲げた。露国防省は同7月、ルガンスク州全域の制圧を発表。しかし、同年秋にウクライナ軍が反撃を行い、マキエフカを含む一部地域を奪還していた。
一方、ドイツ紙ビルトは今月27日、ウクライナ軍の越境攻撃が続く露西部クルスク州で、露軍による同州奪還作戦が「失敗している」と分析した。露軍はウクライナ軍に抗戦されて前進が停滞している上、州内の一部地域では防戦を強いられているとした。
ウクライナによると、ロシアは同10日ごろにクルスク州の奪還作戦に着手。露国防省は16日までに集落計12カ所を奪還したと主張したが、その後は目立った進展を報告していない。ウクライナは8月下旬時点で、州内の集落100カ所を制圧したと発表していた。
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