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ノルウェー、近くF16戦闘機6機をウクライナに供与 欧米、「戦勝計画」に慎重姿勢

産経ニュース / 2024年10月18日 11時26分

ロシアの侵略を受けるウクライナのウメロフ国防相は17日、ベルギー・ブリュッセルで開かれた北大西洋条約機構(NATO)国防相会合でノルウェーのグラム国防相と会談した。会談後、ウメロフ氏はSNSを通じ、ノルウェーから「近い将来」に6機の米国製戦闘機F16がウクライナに供与されると発表した。

ウクライナへのF16供与はこれで、ベルギー、オランダ、デンマーク、ノルウェーの4カ国が表明。既に少なくとも6機が供与されたとされるが、ウクライナは8月、1機が任務中に墜落したと公表した。ノルウェーからのF16供与が実現すれば、ウクライナの防空力の向上が見込まれる。

ウクライナメディアによると、F16は2028年までに約80機が同国に供与される予定。供与は段階的に行われ、今年中に24機、25年末までに40~50機程度となる見通しだとしている。

一方、ウクライナのゼレンスキー大統領は同日、ブリュッセルで欧州連合(EU)首脳会議とNATO国防相会合に出席し、ロシアに対する「戦勝計画」を説明した。計画は、NATOがウクライナの加盟に向けた手続きを即座に開始することや、欧米製の長距離ミサイルによる露国内攻撃の解禁などを含んでいる。

ただ、ロイター通信によると、EUとNATOはウクライナ支援の継続を約束する一方、即座のNATO加盟手続きの開始には慎重姿勢を維持した。ゼレンスキー氏は「仮に計画への支持が得られなくとも、ウクライナはロシアの侵略と戦い続ける」と表明した。

戦勝計画について、ペスコフ露大統領報道官は同日、「狙いはNATOを紛争に公式に引き込むことであり、ロシアとNATOの直接衝突を招く」と警告した。(小野田雄一)

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