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モンゴル、露大統領の逮捕見送りを釈明 「わが国はロシアにエネルギーを依存」

産経ニュース / 2024年9月4日 9時53分

国際刑事裁判所(ICC)に加盟するモンゴルは、ウクライナ侵略を巡る戦争犯罪容疑でICCから逮捕状が出ているロシアのプーチン大統領をモンゴル訪問に合わせて逮捕する義務を果たさなかったことについて、ロシアにエネルギーを依存するモンゴルにとって逮捕は困難だったと釈明した。米政治専門サイト「ポリティコ」が3日、モンゴルから受け取ったコメントとして報じた。

ポリティコによると、モンゴルは「わが国は石油製品の95%と電力の20%を隣国(ロシア)に依存しており、その供給は国家と国民に不可欠だ」と説明。「モンゴルはあらゆる外交関係において中立を維持している」とも主張したという。

プーチン氏は2日、モンゴルの首都ウランバートルに到着。3日に同国のフレルスフ大統領らと会談した。プーチン氏はこの日、モンゴルを出国し、同日開幕した露主催の国際会議「東方経済フォーラム」に出席するため極東ウラジオストクに移動した。プーチン氏は5日、フォーラムの全体会合で演説を行う。(小野田雄一)

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