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仏俳優のアラン・ドロンさん死去 88歳 「太陽がいっぱい」など主演、二枚目の代名詞

産経ニュース / 2024年8月18日 15時20分

【パリ=板東和正】映画「太陽がいっぱい」などで主演を務めたフランスの俳優、アラン・ドロンさんが死去した。88歳だった。親族が18日明らかにした。欧州メディアが伝えた。

1935年、パリ郊外生まれ。10代で志願してインドシナ戦争に従軍し、帰国後はパリの歓楽街で暮らした。57年には、イブ・アレグレ監督の「女が事件にからむ時」でデビュー。

60年の「太陽がいっぱい」ではルネ・クレマン監督から主役に抜擢(ばってき)され、2枚目俳優として世界的な人気を誇った。富豪の友人を殺し、完全犯罪をもくろんだ貧しく野望に満ちた青年を演じた。

「生きる歓び」(61年)や「危険がいっぱい」(64年)でも主役を演じた。「冒険者たち」「サムライ」(ともに67年)のほか、仏俳優ジャンポール・ベルモンドさんと共演した「ボルサリーノ」(70年)などが代表作となった。日本でも人気を集め、日本に舞台あいさつなどのために訪れた。

私生活では、58年に映画共演を通じて西ドイツの女優、ロミー・シュナイダーさんと知り合い、同棲(どうせい)生活を送った。シュナイダーさんと破局後も女優らと浮名を流し、プレイボーイとしても知られた。

ロイター通信などによると、ドロンさんが最後に公の場に姿を現したのは、2019年5月のカンヌ国際映画祭だったという。

同年に脳卒中に倒れ、スイスで療養生活に入ったと伝えられていた。晩年はドロンさんの介護を巡り、家族間の確執が取り沙汰されていた。

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