林官房長官「日英両国の友好親善を深める機会と確信」 天皇、皇后両陛下の国賓ご訪英

２０日、東京都内の在日英国大使館で、英語であいさつする林芳正官房長官（中央）とロングボトム駐日英国大使（岡田美月撮影）

林芳正官房長官は２０日、東京都内の在日英国大使館で開かれたチャールズ国王の誕生日を祝う祝賀会に出席し、英語で国王への祝意を述べた。その上で、天皇、皇后両陛下が２２～２９日の日程で、英国を国賓として公式に訪問されることについて、「日英両国の友好親善をさらに深める機会となることを確信している」と語った。

林氏は「価値と原則を共有する世界的かつ戦略的なパートナーとしての日英の協力関係は岸田文雄内閣の下で大きな成果を上げている」と強調。「２国間関係はこれまで以上に緊密で強固だといえる」と述べた。

一方、ロングボトム駐日英国大使は日本語で、「２６年ぶりとなる天皇、皇后両陛下のご訪英はわれわれの素晴らしい関係を祝うものだ」とあいさつ。「日英両国が世界に誇る文化、最先端の科学とイノベーションを有し、世界的な課題にともに取り組むパートナーであることを物語っている」と述べた。また、日英両国は「グローバルヘルスからサイバーセキュリティー、防衛産業協力や再生エネルギーまで、世界的な課題に取り組み、より安全で強靱な社会の構築に貢献している」と語った。