「服装ではなく中身に注目を」英キャサリン皇太子妃、ファッション内容の公開を封印へ

英国のキャサリン皇太子妃の着用する衣装などについて、王室側が今後公開しない方針であることが分かった。英紙サンデー・タイムズなどが報じた。がん治療を終えたばかりのキャサリン妃の「中身を見てほしい」という意向とされるが、キャサリン妃の気品あふれるファッションはSNSなどを中心に世界的に注目を集めてきた。王室ファンにとっては悲しい決定になりそうだ。

同紙はキャサリン妃や夫のウィリアム皇太子が居住するケンジントン宮殿の話として、「今後のキャサリン妃の衣装の詳細は明らかにしない」としたうえで、理由として「キャサリン妃自身が外見ではなく、自分の仕事に注目してほしいと望んでいる」と伝えた。

実際に1月末、キャサリン妃がウェールズを単独訪問した際のファッションについては明らかにされなかった。地元の報道によると、国や王室の重要な行事の際の服装や装飾品については公開する可能性があるという。

キャサリン妃のファッションだけを取り扱うインターネットサイトが存在し、インスタグラムではキャサリン妃の行事参加時の写真とともに製品を紹介する利用者もいる。キャサリン妃のファッションは世界的に注目を集めている。

米ファッション誌「コスモポリタン」は、キャサリン妃が着用した服や好んでいると報道されたブランドは一種の「王室御用達」とされ、売り切れが相次ぐとしたうえで、「キャサリン妃が英国ファッション業界に与える影響は約50億ドル（約7750億円)に相当する」と専門家の言葉を紹介している。