ウクライナ大統領、トランプ氏を「停戦は危険」とけん制 ロシアの北朝鮮兵死傷も明かす
産経ニュース / 2024年11月8日 8時27分
【ブダペスト=三井美奈】ウクライナのゼレンスキー大統領は7日、ブダペストで記者会見し、米大統領選で勝利したトランプ前大統領がロシアとの戦いに停戦圧力をかけることを警戒し、「ウクライナの安全を保証せずに、停戦を急ぐのは危険だ」と述べた。
ゼレンスキー氏の発言は、欧州連合(EU)と近隣諸国による「欧州政治共同体(EPC)」首脳会合後の記者会見でのもの。会合でホスト役であるハンガリーのオルバン首相が、トランプ氏の勝利に勢いを得て停戦を急ぐよう訴え、「西側で停戦を望む国は、米大統領選前より増えた」と主張したのに反論した。
ゼレンスキー氏は、6日にトランプ氏と電話会談したことに触れたうえで、「トランプ氏は早急に戦争を終結させたがるだろうが、実現するとはかぎらない。ロシアは非常に複雑な敵だ」と述べた。さらに、「戦後のことを考えずに停戦を主張するのは無責任」「停戦を提案するのは、北大西洋条約機構(NATO)へのウクライナ加盟に反対する指導者だ」と口調を荒らげた。オルバン氏を念頭に置いた発言だ。
ゼレンスキー氏はまた、ロシアに派遣された北朝鮮兵にも言及した。1万1千人が露西部クルスク州で戦闘に加わり、損失が出ていると指摘。「政治的圧力を加えなければ、北朝鮮は派兵の数を増やすだろう」と予測した。
外部リンク
この記事に関連するニュース
ランキング
-
1“長距離ミサイル攻撃”駐日ロシア大使が批判…西側諸国が「露と戦うということ」
日テレNEWS NNN / 2024年11月21日 18時11分
-
2ロシアがわずか1000km先にICBM発射情報、アメリカへ「核攻撃いとわない」警告か
読売新聞 / 2024年11月21日 20時1分
-
3対人地雷供与はロシアの戦術変更に対応するため 米国防長官
AFPBB News / 2024年11月21日 14時9分
-
4ザビエルの遺体に祈り、インド 10年に1度の一般公開
共同通信 / 2024年11月21日 19時49分
-
5ウクライナ和平案、ロシアは現実的なものなら検討=外務省報道官
ロイター / 2024年11月21日 18時33分
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
エラーが発生しました
ページを再読み込みして
ください