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ウクライナ軍、国境周辺の要衝制圧か ロシアは否定、クルスク州への越境攻撃

産経ニュース / 2024年8月14日 23時16分

ロシアとウクライナの国境に設置された「竜の歯」と呼ばれる戦車阻止用の障害物(AP)

ウクライナ軍のシルスキー総司令官は14日、ロシア西部クルスク州への越境攻撃で、同州の町スジャでの戦闘を完了したと明らかにした。ロシア側は戦闘が続いているとして制圧を否定している。事実であれば、ロシアは国境周辺の要衝を失うことになり、大きな痛手となる。

ウクライナのゼレンスキー大統領がシルスキー氏から報告を受ける様子を交流サイト(SNS)に公表した。シルスキー氏は13日、これまでにクルスク州内74集落を制圧したと報告。1日で1~3キロ前進し、新たに40平方キロを掌握したと述べた。12日には約1千平方キロを制圧したと明かしていた。

一方、ロシア国防省は14日、5集落で進軍を阻止したと発表している。ウクライナ軍は越境攻撃で、露軍戦力を自国防衛に回させると同時に、将来の停戦交渉に向けてウクライナ側の立場を優位にすることなどを狙っているとされる。

米紙ニューヨーク・タイムズ(電子版)は13日、越境攻撃はリスクも大きい「賭け」だと報じた。露軍はクルスク州防衛に十分な予備戦力を保持しており、ウクライナ軍が戦闘で残存戦力を喪失すれば、全体的な戦線の崩壊などを招く恐れがあるとしている。

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