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NATO事務総長、米兵器供給の費用「欧州が負担すべき」と強調 ウクライナ支援で

産経ニュース / 2025年1月24日 9時9分

【ロンドン=黒瀬悦成】北大西洋条約機構(NATO)のルッテ事務総長は23日、スイスで開催されている世界経済フォーラム年次総会(ダボス会議)の関連会合で講演し、ロシアに侵略されたウクライナへの軍事支援の継続をトランプ米大統領に求める一方、米国がウクライナに提供する兵器の費用を欧州が負担するべきだとの考えを明らかにした。

ルッテ氏はウクライナ戦争について「中国と北朝鮮、イラン、ロシアが連携した地政学的な紛争だ」と指摘。トランプ氏がウクライナ支援に消極的であるのを踏まえ「ウクライナに対する支援を拡大させるべきであり、決して縮小させてはならない」と述べた。

その上で、仮にウクライナが敗北する事態となれば、NATOが欧州の抑止力維持のために支払う代価は「大幅に上乗せされることになる」と警告した。

ルッテ氏はまた、トランプ氏がNATO加盟各国の国防費支出を国内総生産(GDP)比5%に引き上げるよう主張していることを念頭に、NATOが掲げてきたGDP比2%の目標は「到底足りない」とし、加盟国が支出を「大幅に拡大すべきだ」と訴えた。

加盟国が防衛産業の生産力増強に全力で取り組む必要があるとも強調した。

ルッテ氏はさらに「トランプ政権が自国の防衛産業基盤からウクライナへの(兵器の)供給を続ける意思があるならば、費用は欧州が支払うことになると確信している」と語った。

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