北朝鮮発射の弾道ミサイル2発、ロシア輸出用の性能実験の見方も 1発は平壌近くに落下か
産経ニュース / 2024年7月1日 19時23分
【ソウル=桜井紀雄】韓国軍合同参謀本部は1日、北朝鮮が同日午前5時5分ごろと同15分ごろ(日本時間同)、西部の黄海南道(ファンヘナムド)長淵(チャンヨン)付近から北東方向へ弾道ミサイル計2発を発射したと発表した。1発目は短距離弾で約600キロ飛翔したという。2発目については飛距離が約120キロにとどまり、韓国軍は、非正常な飛翔で陸地に落下するなど、失敗した可能性があるとの見方を示した。
韓国の聯合ニュースは2発目が首都平壌近くに落ちた可能性もあると報じた。聯合によると、韓国軍当局は今回の2発に関し、北朝鮮が地対地戦術弾道ミサイル「火星11」と呼ぶ短距離弾「KN23」と推定している。KN23はロシアに供与され、ウクライナの戦場でも使われているとされる。ロシアへの輸出用ミサイルの性能実験だった可能性があるという。
韓国軍は、日米とミサイル情報を「緊密に共有している」と強調した。
北朝鮮は、日米韓が6月27~29日に海や空、サイバーなど複数領域での新たな共同訓練「フリーダムエッジ」を実施したことに強く反発。今回の発射には日米韓を牽制する狙いもうかがえる。
北朝鮮の弾道ミサイル発射は、北朝鮮が弾道ミサイルの多弾頭化に向けた実験だと主張した6月26日の発射以来。この際の発射について、韓国軍は空中で爆発した失敗だったとみている。
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