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北朝鮮が制裁監視の新組織に反発 日米韓など11カ国を名指しで「必ず代償支払う」

産経ニュース / 2024年10月20日 9時54分

崔善姫外相(朝鮮中央通信=朝鮮通信)

【ソウル=桜井紀雄】北朝鮮の崔善姫(チェ・ソンヒ)外相は19日付の談話で、日米韓主導で北朝鮮に対する国連制裁の違反を監視する新組織「多国間制裁監視チーム(MSMT)」が発足したことに関し、北朝鮮への「露骨な主権侵害行為」だと非難し、参加する11カ国を全て名指しして「加担した勢力は必ず代償を支払うことになる」と警告した。北朝鮮メディアが20日伝えた。

MSMTは、国連安全保障理事会で対北制裁の履行状況を監視してきた専門家パネルがロシアの拒否権行使により4月末に活動を停止したことを受け、それに代わる新組織として、日米韓が16日に発足を発表した。

崔氏は「(MSMTは)非合法で、存在自体が国連憲章の否定」だと主張。「米国とそれに盲従する一部国家の一方的行為は国際関係の根幹を揺るがし、世界の安全環境を壊す」と述べた。

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