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韓国、日本の具体的行動を評価 野党は「歴史歪曲容認」と批判 佐渡金山の世界遺産決定

産経ニュース / 2024年7月27日 18時45分

【ソウル=桜井紀雄】韓国外務省は27日、「佐渡島の金山」(新潟県)の世界文化遺産登録に同意するにあたり、朝鮮半島出身者が過酷な労働環境に置かれたことを地元の展示施設で説明するなど、日本政府が「具体的な行動」を示した点を評価したと明らかにした。尹錫悦(ユン・ソンニョル)政権としては国内世論を踏まえ、日本から譲歩を引き出した形だ。

韓国側は「強制労働があった」と主張しており、韓国内では登録への反対論が根強い。25日にも、韓国国会が2015年に世界遺産登録された長崎市の端島(通称・軍艦島)を含む「明治日本の産業革命遺産」について「強制労働の歴史」の展示が不十分だとして、佐渡金山の登録に反対する決議案を採択した。

このため、尹政権は、日本側が先に具体的措置をとることにこだわり、日本は朝鮮半島出身者の労働環境に関する展示内容を韓国側に詳しく説明した。もっとも「強制労働」との韓国側の主張がそのまま反映されたわけではない。韓国外務省は日本に、明治日本の産業革命遺産の展示に関する「不十分な部分の改善を含めて真摯な措置をとることで、韓日関係改善の流れを継続していくよう期待する」と注文をつけた。

最大野党「共に民主党」の報道官は「強制労働を最後まで認めなかった」とし、日本との関係強化を優先してきた尹政権が「日本の歴史歪曲(わいきょく)を容認した」と批判した。

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