中朝首脳が国交75年で祝電交換 習氏「友情の新たな章書く」 金氏「親善は利益に合致」
産経ニュース / 2024年10月6日 9時20分
【北京=三塚聖平、ソウル=桜井紀雄】中国と北朝鮮の国交樹立から75年を迎えた6日、中国の習近平国家主席と北朝鮮の金正恩(キム・ジョンン)朝鮮労働党総書記が祝電を交わした。中朝の国営メディアによると、習氏は「戦略的な意思疎通と協調を強化」し、「中朝の伝統的な友情の新たな章を書き続ける」と表明。金氏は「親善・協力関係を新時代の要求に即して強化、発展させるために引き続き努力する」と強調した。
中朝は国交75年の今年を「友好の年」と定めている。ただ、北朝鮮とロシアが軍事的に急接近したことを受け、友好ムードは盛り上がりを欠いていると指摘される。現時点で国交樹立75年に合わせた高官往来などは伝えられていない。
習氏は祝電で「私は中朝関係の発展を高度に重視している」と表明。ここ数年にわたり金氏と密接な意思疎通を保ち、「中朝関係の深化、発展を共に導き、推進してきた」と述べた。
金氏は「伝統ある朝中親善を変わらず継承、発展させていくことは、両国の根本の利益に合致する」との認識を示した。
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