北朝鮮発射は複数発の短距離弾道ミサイル、韓国軍 日本のEEZ外に落下

【ソウル＝桜井紀雄】北朝鮮が18日朝に日本海に向けて発射したミサイルについて、韓国軍合同参謀本部は同日、複数発の短距離弾道ミサイルだったと明らかにした。午前6時50分ごろ（日本時間同）、北朝鮮北西部、平安南道（ピョンアンナムド）价川（ケチョン）付近から北東方向に発射されるのを捕捉した。

日本政府によると、ミサイルはいずれも日本の排他的経済水域（EEZ）外に落下したもようだ。日米韓当局がミサイルの種類や飛距離を分析している。

北朝鮮は12日にも日本海に向けて複数発の短距離弾道ミサイルを発射していた。北朝鮮は13日、発射台の車両を改良した「600ミリ放射砲（多連装ロケット砲）」の性能試験を行い、金正恩（キム・ジョンウン）朝鮮労働党総書記が視察したとメディアで伝えた。

13日には、金氏が核兵器製造用に高濃縮ウランを生産する施設を視察したことを初公表するなど、核・ミサイル開発の進展を国際社会に誇示している。