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韓国・尹大統領が逮捕状審査に出席 「軍・警察幹部の名誉回復」のため弁明

産経ニュース / 2025年1月18日 18時28分

【ソウル=桜井紀雄】韓国の尹錫悦(ユン・ソンニョル)大統領は18日、ソウル西部地裁で、「非常戒厳」宣布を巡る内乱首謀などの容疑による逮捕状の発付の可否を決める審査に出席した。尹氏は戒厳宣布は大統領の統治行為で内乱罪に当たらないとの主張を展開したもようだ。19日未明(日本時間同)には結論が出るとみられている。

大統領には不訴追特権があるが、内乱罪は例外。尹氏が現職大統領として初めての逮捕者となるかを巡り、捜査は大きな分岐点を迎えた。

捜査機関「高位公職者犯罪捜査処(公捜処)」が15日に尹氏を一時的に拘束するために執行した拘束令状と異なり、逮捕状は、発付されれば、最長20日間の拘束が可能となり、捜査に弾みがつく。一方、発付が認められなければ、尹氏は釈放される。在宅での捜査を余儀なくされ、公捜処にとって打撃となる。

尹氏は法廷で約40分間にわたって意見を述べた。公捜処と弁護側の双方による激しい攻防が展開されたもようだ。公捜処は逮捕状請求に際し、「犯罪の重大性と再犯の危険性」を強調した。

尹氏側は、公捜処には内乱容疑での捜査権がないと批判し、尹氏は拘束後も取り調べにほとんど応じてこなかった。逮捕状の審査も欠席するとの見方が出ていたが、弁護団によると、「堂々と対応すべきだ」との弁護団の意見を聞き入れた。

尹氏は自身の命令で戒厳を実行した軍や警察の幹部らが相次ぎ逮捕・起訴されたことに心を痛め、彼らの「名誉を回復すべきだとの思い」から直接法廷で弁明することを決めたとしている。

地裁の周辺には、尹氏の支持者らが大勢集まり、「違法な拘禁をやめろ」などと叫んだ。

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