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韓国歌謡曲「黄色いシャツの男」歌った韓明淑さん逝去 中曽根康弘氏が晩餐会で熱唱し歓待 ソウルからヨボセヨ

産経ニュース / 2025年1月25日 7時0分

1960年代の韓国歌謡界のヒット曲『黄色いシャツの男』の女性歌手、韓明淑さんが亡くなった。90歳だった。この歌は日本で知られた最初の韓国歌謡ではなかったか。日本では70年代に『カスマプゲ(心が痛む?)』や80年代に『釜山港へ帰れ』といった韓国演歌がヒットするが『黄色いシャツの男』はオールド韓国ウオッチャーには忘れられない歌だ。

とくに83年、日本の首相として初めて韓国を公式訪問した中曽根康弘氏が全斗煥大統領との晩餐(ばんさん)会の際、これを韓国語で歌って喜ばれたことでも知られる。この時、ソウル沿道には史上初めて日本の国旗が飾られ、韓国のテレビにも中曽根氏のメッセージとして史上初めて日本語が流れた。晩餐会の〝日韓歌合戦〟で全大統領はお返しとして、古賀政男作曲の懐メロ『影を慕いて』を日本語で歌ったと記憶する。

ところで古賀政男は戦前、青年時代を韓国で過ごし、その演歌には韓国の影響があるとされ、韓国歌謡の日本でのPRには「演歌の源流・韓国」といううたい文句が使われたりした。

ただ『黄色いシャツの男』はポップ調の軽快な曲で、歌詞にある「黄色いシャツ着た無口な男」は当時、40代の軍人で政権を握り経済建設に取り組んだ朴正煕大統領のことだ、という説も耳にした。(黒田勝弘)

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