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金与正氏「主権侵害なら武力行使」と警告、韓国の前線訓練再開に反発

産経ニュース / 2024年7月8日 9時51分

【ソウル=桜井紀雄】北朝鮮の金正恩(キムジョンウン)朝鮮労働党総書記の妹、金与正(ヨジョン)党副部長は7日、韓国軍が南北軍事境界線付近で砲撃訓練を再開したことに反発する談話を発表した。北朝鮮に対する主権の侵害や宣戦布告となる行動と判断される場合、憲法に基づき武力行使すると警告した。北朝鮮メディアが8日に報じた。

韓国軍が6月26日の島嶼(とうしょ)部での砲撃訓練に続いて今月2日に内陸での砲撃訓練を約6年ぶりに再開したことについて、「わが国の門前」で繰り広げられた「明白な情勢激化の挑発的行為だ」と非難した。

与正氏は、日米韓3カ国による新たな共同訓練「フリーダムエッジ」に対しても「危険なラインを超えている」と批判。韓国で尹錫悦(ユンソンニョル)大統領の弾劾を求める請願が100万人を上回ったことを挙げ、安全保障環境の悪化に韓国内で批判が高まっていると主張した。

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