韓国で猛威を振るう「ユンフルエンザ」 特効薬は自己暗示的な楽観論? ソウルからヨボセヨ
産経ニュース / 2025年1月18日 7時0分
この年末年始、韓国でもインフルエンザが猛威を振るっていて在留邦人たちの忘年会や新年会も欠席者が目立つ。保健当局からスマホにインフルエンザ予防注射の勧めがしきりに来るあたりIT先進国の面目躍如でありがたい。ただ、飲み会の話題はもっぱら尹錫悦(ユン・ソンニョル)大統領による戒厳令騒ぎとその後の政治混乱で「このユン(尹)フルエンザも早く何とかならないかねえ…」と嘆き節が出ている。
展望を聞かれると韓国人の口まねをして「チャルテゲッチヨ!」と言うことにしているが、「何とかなるさ、うまくいくよ!」といった意味で、自らを安心させる自己暗示的な楽観論だ。彼らはいつもそう言って政治混乱を乗り越えてきた。
振り返れば多くの歴代大統領に不幸があって大騒ぎを繰り返してきたけれど、経済は発展して先進国になり、北朝鮮の侵略は許さず、文化もスポーツも隆盛ではないか。政治的対立が激しく、いつも誰かがどこかでデモをしていて妥協無き〝民主主義〟を叫んでいるが、それが韓国流政治なんだと思えばいいのだ。
今回も「内乱罪」などという大げさな話になっているものの、それで大統領が処刑され長期投獄されると思う人は誰もいない。政治的事件で政治的裁判の見せしめなのでいずれは政治的に処理される。これも韓国的法治主義?(黒田勝弘)
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