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金正恩氏、韓国の「無人機侵犯」で国防幹部を招集 再飛来なら「宣戦布告とみなす」警告

産経ニュース / 2024年10月15日 11時9分

【ソウル=桜井紀雄】北朝鮮が韓国の無人機による平壌上空への領空侵犯を主張している問題で、金正恩(キム・ジョンウン)朝鮮労働党総書記は14日、国防分野や情報機関のトップらを集めた「国防・安全分野に関する協議会」を開き、軍事対応について指示した。北朝鮮メディアが15日に伝えた。同協議会の招集が報じられるのは初めて。

北朝鮮国防省は、無人機が再飛来すれば、北朝鮮への「宣戦布告とみなす」と警告。仮に韓国の民間団体が飛ばしたとしても、韓国の軍や警察が気付かないわけがないと指摘し「韓国軍部勢力が加担した」との見方を強調している。

協議会では、朝鮮人民軍の李永吉(リ・ヨンギル)総参謀長らが「無人機事件」に対応した軍事行動計画や部隊の動員準備状況などについて報告。金正恩氏が党や政府の「強硬な政治・軍事的立場」を表明したとしているが、詳細は報じられなかった。

また、金正恩氏の妹、金与正(ヨジョン)党副部長は12~14日に3日連続で韓国を非難する談話を発表。14日の談話では「われわれは事件の主犯が韓国軍部のごみどもだと明確に知っている」と主張し、「(韓国軍を)育てた主人が責任を取るべきだ」と米韓を非難した。

北朝鮮が韓国を「第1の敵対国」とみなし南北統一政策を放棄する金正恩氏の施政方針に基づいて、韓国当局は北朝鮮住民らの韓国への敵対心と危機感をあおり、内部結束を図る狙いがあると分析している。

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