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「大統領、バッジを忘れないで」 韓国人拉致被害者ら救出のシンボル ソウルからヨボセヨ

産経ニュース / 2024年7月31日 7時0分

韓国統一省が制作したワスレナグサのデザインのバッジ

記者は取材などに出向く際、青く美しく咲く3輪のワスレナグサをあしらったバッジをスーツの胸に着けるようにしている。取材相手から「それは何ですか」とよく尋ねられる。

北朝鮮による韓国人拉致被害者や朝鮮戦争(1950~53年)で北朝鮮の捕虜となり抑留された韓国軍兵士ら、北朝鮮にスパイ罪などで拘束された人たちの救出への思いを込め、韓国統一省が今年制作したものだ。拉致被害者の家族団体などがワスレナグサの花言葉「私を忘れないで」にかけ、被害者救出のシンボルに用いてきたものを、尹錫悦(ユン・ソンニョル)政権が「政府公認」のデザインに採用した。

「忘れないで」と訴える必要があるほど、韓国では拉致問題への関心が低い。記者はバッジについて聞かれると、日本では拉致被害者救出の願いを込めたブルーリボンバッジを首相をはじめ多くの人が着用していることも説明する。韓国人に拉致問題に関心を持ってもらう機会にもなる。

北朝鮮の人権問題の解決を重視する尹大統領は、閣議などでバッジを着用したものの、ソウルでの5月の日中韓首脳会談の際は身に着けず、被害者家族らが失望感を表明した。首相ら日本の要人は、尹氏と次に会った際、バッジを着けていなければ、「大統領、大事なバッジをお忘れですよ」と声をかけてみてはどうか。(桜井紀雄)

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