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拘束の尹大統領「法が崩れて暗い時代」ビデオ声明で主張 出頭は「流血の事態を防ぐため」

産経ニュース / 2025年1月15日 13時10分

韓国で宣布した「非常戒厳」を巡り、内乱首謀容疑で捜査当局に現職大統領として初めて拘束された尹錫悦(ユン・ソンニョル)大統領は15日、事前に録画した国民向けのビデオ声明を公開した。「不法で無効な令状によって手続きを強行した」と述べ、不当な捜査だと主張した。主な発言は次の通り

令状審査権のない裁判所が逮捕令状と捜索令状を発付した。そして捜査機関が国民を欺き、不法で無効な令状によって手続きを強行したのは本当に嘆かわしい。

私は(捜査員らが)警護保安区域に侵入したのを見て、流血事態を防ぐために、一旦、不法捜査ではあるが高位公職者犯罪捜査処(公捜処)への出頭に応じることにした。しかし、私は公捜処の捜査を認めたわけではない。

韓国の憲法と法を守らなければならない大統領として、このような違法で無効な手続きに応じるのは、流血事態を防ぎたい一心だけだ。

国民の皆さんは、この間、特に青年たちが自由民主主義の大切さを再認識することになり、そのための熱意を見せてくれたのを見て、今は法が崩れ暗い時代だが、この国の未来は希望的だとの思いを持つようになった。ありがとうございます。(石川有紀)

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