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韓国最大野党、大統領代行の首相弾劾案を国会に提出 強硬措置に批判も

産経ニュース / 2024年12月26日 20時26分

【ソウル=桜井紀雄】韓国国会で多数派を占める革新系最大野党「共に民主党」は26日、「非常戒厳」宣布を受けて弾劾訴追された尹錫悦(ユン・ソンニョル)大統領の権限を代行する韓悳洙(ハン・ドクス)首相の弾劾訴追案を国会に提出した。尹氏の弾劾審判を行う憲法裁判所で欠員となっている判事の任命を韓氏が保留すると表明したことに反発した。27日にも国会本会議で採決される見通し。

大統領に続き、権限を代行する首相まで職務停止となれば、行政の一層の停滞と混乱は避けられない。国内外への影響を顧みない野党の強硬姿勢に批判も高まっている。

憲法裁は判事9人の体制だが、国会で選ぶ3人が空席となっていた。憲法裁は6人でも審理は可能だとしているものの、野党は6人の賛成が必要な大統領の罷免を確実にするため、23~24日に保守系与党「国民の力」が欠席したまま、判事候補3人の人事聴聞会を終え、26日の本会議で任命同意案を可決させた。

憲法裁判事は本来、大統領が任命する。与党は権限代行の韓氏には任命権がないと主張。韓氏も可決に先立ち、「与野党が合意案を提出するまで憲法裁判事の任命を保留する」と表明した。

27日には憲法裁で最初の弁論準備手続きが開かれる。一方、戒厳について捜査している合同捜査本部は26日、尹氏に取り調べのため、29日に出頭するよう要請した。

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