ワン・ダイレクションのリアムさん転落死のホテル捜索 薬物入手に従業員関与も視野

リアム・ペインさんが倒れていたアルゼンチン・ブエノスアイレスのホテルの中庭（AP）

英音楽グループ「ワン・ダイレクション」（1D）のメンバー、リアム・ペインさんがアルゼンチン・ブエノスアイレスで転落死した事故で、捜査当局は23日、現場ホテルのフロントなどを家宅捜索した。ペインさんの薬物入手に従業員が関与した可能性も視野に入れている。AP通信などが報じた。

捜査当局はパソコンのハードディスクや防犯カメラの映像など押収した。これまでの調べでは、ペインさんは16日、薬物や酒で意識がない状態で3階客室のバルコニーから中庭に転落したとみられる。米ABCニュースは、ペインさんの体内から「ピンクコカイン」と呼ばれる混合薬物など複数の薬物が検出されたと報じている。

ペインさんに薬物を提供した可能性があるとして、ホテルの従業員が事情聴取を受けたという。米芸能サイトTMZは、事故直後の客室内の写真を掲載した上で、薬物は固形石鹸の空き箱に入れて手渡された可能性があるとしている。

ペインさんの遺体は週明けに遺族に引き渡され、英国に運ばれる予定だ。