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イスラエル治安機関がガザ最大の病院院長ら50人を解放 攻撃の正当性に疑義も

産経ニュース / 2024年7月1日 21時34分

【カイロ=佐藤貴生】イスラエル有力紙ハーレツ(電子版)などは1日、同国の治安機関シンベトが拘束していたパレスチナ自治区ガザのシファ病院院長らパレスチナ人50人を解放したと報じた。シンベトはイスラム原理主義組織ハマスとの戦闘開始後、過密状態になった拘束施設の状況を緩和するのが目的だとし、院長は解放する基準を満たしていたと説明した。

シファ病院はガザ北部にある自治区最大の病院で、イスラエル軍は昨年11月に急襲作戦を行って院長らを拘束した。軍は病院がハマスの軍事拠点として使用されており、院長はハマスに協力していた疑いがあると主張していた。

AP通信は、院長は訴追も裁判もないまま解放されたとし、軍の主張の正当性が疑問視されかねないと伝えた。真偽は不明だが、院長らは拘束中、拷問されたと述べていた。

解放の知らせを受け、イスラエルのネタニヤフ連立政権に参加している極右政党のベングビール国家治安相が「シンベトの長官は辞任させるべきだ」と述べるなど、複数の閣僚が批判した。ガラント国防相は院長らの解放には関与していないとした。

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