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ハマス最高指導者、訪問先のイランで殺害される 「イスラエルが殺害」と主張

産経ニュース / 2024年7月31日 12時40分

【カイロ=佐藤貴生】イラン革命防衛隊は31日、パレスチナ自治区ガザでイスラエル軍と戦うイスラム原理主義組織ハマスの最高指導者、イスマイル・ハニヤ氏がイランの首都テヘランで殺害されたと伝えた。イランのペゼシュキアン大統領の宣誓式に出席するためテヘランを訪れていた。

ハマスはイスラエルが殺害したとの声明を出した。各地の親イラン民兵勢力がイスラエルへの攻撃を強め、中東全域が不安定化する恐れもある。

中東メディアによるとハニヤ氏はテヘランの滞在先で攻撃を受け、護衛1人も殺害された。攻撃の詳細は分かっていないが、ハマスはハニヤ氏が住居で空爆を受けたとしている。

ハニヤ氏は1962年ガザ市の難民キャンプ生まれ。ガザ市のイスラム大卒。87年からのインティファーダ(反イスラエル闘争)に参加。イスラエルに何度も拘束、投獄され、92年レバノンに追放。93年ガザに戻った。

2006年ハマス単独の自治政府内閣の首相。07年3月ハマスと穏健派ファタハなどによる連立内閣で首相を続投したが、ハマスとファタハの抗争が収まらず6月に解任。その後もハマスのガザ地区指導者として「首相」を自称し、17年5月、ハーレド・マシャル氏の後継の指導者兼政治局長に選出された。

一方、イスラエル軍は30日、レバノンの首都ベイルート南郊を攻撃して親イラン民兵組織「ヒズボラ」の幹部を殺害したと発表した。占領地ゴラン高原へのロケット弾攻撃で12人が死亡したことへの報復としており、標的はヒズボラのナンバー2のフアド・シュクル幹部とされる。

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