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イスラエル首相、戦時内閣を解散 対立で挙国一致態勢崩壊、世論反発も

産経ニュース / 2024年6月17日 19時43分

【カイロ=佐藤貴生】イスラエル政府当局者は17日、ネタニヤフ首相が「戦時内閣」を解散したと述べた。ロイター通信が伝えた。昨年10月、イスラム原理主義組織ハマスとの戦闘開始直後に設置され、ネタニヤフ氏らメンバー6人で戦闘に関する重要事項を所管したが、今月上旬には対立の深刻化でガンツ前国防相らが離脱していた。

ネタニヤフ連立与党は定数120の国会で64議席と過半数を有し、政権は維持される見通しだ。しかし、挙国一致態勢の崩壊で、戦闘継続を主張する政権に世論の反発が強まる可能性がある。

ガンツ氏は連立に加わる極右政党の影響力を抑える役割を担ってきた。極右のベングビール国家治安相はガンツ氏の辞任後、「これ以上私を排除するな」と訴え、自らを戦時内閣に加えるよう要求した。ネタニヤフ氏は戦時内閣を解散して極右の発言力を抑え、戦闘に関する問題はガラント国防相ら少数の閣僚と協議する方針とみられる。

イスラエルでは戦闘方針を巡る政権と軍の温度差も広がっている。軍がパレスチナ自治区ガザ南部の一部で軍事活動を一時停止すると発表した16日、政府当局者はネタニヤフ氏が「許容できない」と述べたと語った。

イスラエルとレバノンの親イラン民兵組織「ヒズボラ」の戦闘激化を受け、米国のホッホシュタイン大統領上級顧問は17日、緊張緩和策を協議するためイスラエルを訪問する。

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