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中東の軍事的緊張、欠航相次ぎ友人気遣う「新常態」 千夜一夜

産経ニュース / 2024年8月28日 7時0分

レバノンの首都ベイルート南郊で7月30日、イスラエルの爆撃により親イラン民兵組織ヒズボラの幹部が死亡した。ニュースを見た筆者はすぐ、「爆発。お気をつけて」と邦人の友人に交流サイト(SNS)で連絡した。エジプト・カイロに住む友人は用事でベイルートにいたからだ。

数時間後には無事だと返信があり、友人は予約していた翌31日の航空便でカイロに戻った。ただ筆者は内心、友人の便が予定通り飛ぶかと気をもんでいた。こうした事件の後は欠航が増える。実際、友人によるとベイルートの空港は「大混乱」だったという。

31日にはイランの首都テヘランでイスラム原理主義組織ハマスの最高指導者が殺害され、事態はさらに緊迫した。イランとヒズボラは2つの殺害にイスラエルが関与したとし、報復攻撃すると宣言したからだ。

米英やカナダなどが自国民にレバノンからの出国を呼びかけ、イスラエルやレバノンに向かう欧米やアジアの航空便の運休も相次いだという。観光客や旅行代理店にとっては、とんだバカンスシーズンになった。

イスラエルとハマスの戦闘が始まった昨年10月以来、中東を覆う軍事的緊張は一向に解けない。これがニューノーマル(新常態)なのだと自分に言い聞かせるが、やりきれない気持ちになる。(佐藤貴生)

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