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「イスラエルが住民を攻撃標的に」ハマス、人質の解放見合わせ発表 停戦合意崩壊の懸念

産経ニュース / 2025年2月11日 8時21分

【カイロ=佐藤貴生】イスラム原理主義組織ハマスは10日、パレスチナ自治区ガザの停戦合意にイスラエルが違反したとして、合意が履行されるまで人質の解放を見合わせると発表した。これを受け、イスラエルのカッツ国防相は軍に最高度の警戒態勢を取り、あらゆる事態に備えて国を守るよう指示した。

米国やカタールとともに停戦協議を仲介するエジプト政府当局者はロイター通信に、停戦合意の崩壊を恐れていると述べた。

ハマスは15日に予定していた次回の人質解放は行わないと表明。イスラエル側の違反行為として1月19日の停戦合意発効後、①ガザ北部の避難民の帰還を阻止して遅れが出た②域内各地で住民を軍事攻撃の標的にした③支援物資の搬入を阻止した-と主張した。

イスラエル側も、ハマスによるガザでの人質解放時、多数の住民が殺到してもみ合う事態になったことなどを批判してきた。解放された人質がやせ細っていたことでも、国内に動揺が広がった。

イスラエルが仲介国カタールに派遣した代表団は10日に帰国した。停戦恒久化に向けた工程を決める見通しだったが、双方が互いに停戦に違反したと非難し合い、協議は停滞したもよう。

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