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ハマス新指導者に「強硬派」ガザトップのシンワール氏 多数のスパイを殺害、収監

産経ニュース / 2024年8月7日 8時14分

【カイロ=佐藤貴生】イスラム原理主義組織ハマスは6日、イラン訪問中の7月末に殺害された最高指導者イスマイル・ハニヤ氏の後継に、パレスチナ自治区ガザの責任者ヤヒヤ・シンワール氏を指名した。イスラエルとの戦闘の発端となった昨年10月のイスラエル奇襲の首謀者の1人で、ガザでの停戦合意に強く反対してきたとされる。

停戦協議で中心的役割を果たしたハニヤ氏に代わって「強硬派」がトップに就任する見通しとなり、協議の行方はさらに不透明になりそうだ。

シンワール氏はイスラエルの暗殺対象リストのトップに名前があるといわれる。戦闘開始以降、ガザの地下トンネル網に潜伏していると指摘され、イスラエル軍が行方を追ってきた。

ハマスがガザに連行して拘束している人質は約120人。シンワール氏はこれを最大限に利用し、「戦闘の終結」と「イスラエル軍のガザからの撤収」が保証されない限り、停戦で合意しないよう地上の幹部らに主張してきたとされる。

中東の衛星テレビ局アルジャジーラなどによると、シンワール氏は1962年、ガザ南部ハンユニスの難民キャンプで生まれた。ハマスではパレスチナ人スパイの摘発を進め、多数のスパイを残忍な方法で殺害。イスラエルで収監され、2011年の釈放まで20年以上を獄中で過ごした。17年にハニヤ氏の跡を継いでガザの責任者になった。

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