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イスラエル首相、停戦案で米側と隔たり 連立する極右政党の離脱抑える狙いか

産経ニュース / 2024年6月4日 10時56分

【カイロ=佐藤貴生】イスラム原理主義組織ハマスとの停戦を巡る新提案について、イスラエルの政府報道官は3日、ネタニヤフ首相が「戦闘の休止は人質を帰還させるのが目的だ」と述べ、その他の問題は継続して協議する方針を示したと述べた。ロイター通信が伝えた。

バイデン米大統領は5月末、イスラエルによるものだとして恒久的停戦に向けた新提案を発表した。報道官の発言は、提案は停戦を確約するものではないと打ち消す狙いとみられ、米側との隔たりを示した形だ。

イスラエルのネタニヤフ連立政権に参加する極右政党のベングビール国家治安相らは、ハマスを壊滅させる前に停戦するようなら連立を離脱すると警告し、新提案を実行しないよう求めている。

米ニュースサイト「アクシオス」は、離脱による政権崩壊を回避するため、ネタニヤフ氏が極右政党をなだめているとするイスラエル政府当局者の見方を伝えた。ハマスは新提案を前向きに検討する方針を示したが、ネタニヤフ氏の発言を受けて態度を硬化させる可能性も指摘される。

イランのメディアは3日、イスラエル軍が2日に行ったシリアへの空爆でイラン革命防衛隊の顧問1人が死亡したと報じた。イスラエル軍は3日、ハマスによりガザで拘束されている120人超の人質のうち、新たに4人の死亡が確認されたと発表した。

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