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ハリス氏、ネタニヤフ氏に「深刻な懸念」伝達 ガザ停戦協議の妥結迫る

産経ニュース / 2024年7月26日 9時10分

【ワシントン=大内清】バイデン米大統領は25日、ホワイトハウスでイスラエルのネタニヤフ首相と会談し、米国などが仲介するパレスチナ自治区ガザを巡る停戦協議の状況を話し合った。11月の大統領選に向け民主党の候補者指名を確実にしたハリス副大統領もネタニヤフ氏と個別に会談。ハリス氏は会談後、ガザの人道状況についてネタニヤフ氏に「深刻な懸念」を伝え、早期の協議妥結を迫ったと明らかにした。

極右政党と連立を組むネタニヤフ氏は24日、米議会での演説で、イスラム原理主義組織ハマスに「完全勝利」するまで戦闘を継続するとし、人質解放を含む停戦案の協議には触れなかった。これに対しハリス氏は、会談で直接、協議の前進を求めたと公表することで政権としてのいら立ちをあらわにした形だ。

ハリス氏は、将来的なパレスチナ国家樹立による「2国家共存」を目指す立場に変わりはないとし、2国家構想を否定するネタニヤフを強く牽制(けんせい)。イスラエルの自衛権を支持する立場を強調する一方で、同国軍の攻撃で多数の市民が犠牲となり、食料不足も蔓延(まんえん)するガザの状況に言及して「パレスチナ人の尊厳」を尊重するべきだとの姿勢を打ち出した。ネタニヤフ氏からの反応は明らかにしなかった。

ネタニヤフ氏のホワイトハウス訪問はトランプ前政権期の2020年以来。ネタニヤフ氏とバイデン氏が会談したのは、ガザでの戦闘発生を受けて同氏が昨年10月にイスラエルを訪れて以来で、両首脳は25日の会談後、ハマスの人質となっている米国人の家族らとも面会した。

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