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米、来週にもガザ停戦の新提案 ガザ・エジプト境界などの扱い焦点

産経ニュース / 2024年9月5日 19時15分

【カイロ=佐藤貴生】イスラエルとイスラム原理主義組織ハマスの停戦を模索する米政府高官は4日、新たな条項を含む停戦の枠組み案が来週には作成されると見通しを示した。パレスチナ自治区ガザとエジプトとの間の境界地帯の扱いとイスラエルで投獄されたパレスチナ人の釈放が焦点になっているもようだ。

バイデン米大統領が5月末に提示した停戦枠組み案は3段階に分かれ、人質解放やイスラエル軍のガザ撤収、恒久停戦などを掲げていた。

イスラエルのネタニヤフ首相はエジプトからガザに武器弾薬が密輸されていたとし、バイデン氏の提案に対して、境界地帯での軍駐留継続を主張したといわれる。ハマスは5日までに出した声明で、イスラエルに過去のハマスとの合意を履行させるべきで、新提案は不要だと強調した。

協議では、ガザにいる人質の解放と同時に行われるイスラエルによるパレスチナ人の釈放規模が課題として浮上した。過去の反イスラエル武装闘争の有力者の釈放などで意見が隔たっている可能性もある。

世界保健機関(WHO)は、ガザ中部では子供約19万人がポリオ(小児まひ)のワクチン接種を受け、成功したと評価した。5日には南部で接種が始まる見通しだ。

イスラエル軍はガザとヨルダン川西岸の自治区で攻撃を続けている。中東の衛星テレビ局アルジャジーラ(電子版)が5日に報じた。

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