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ガザ停戦で3回目の身柄交換 タイ人5人ら8人解放 UNRWA活動禁止法は施行日迎える

産経ニュース / 2025年1月31日 1時19分

【カイロ=佐藤貴生】イスラム原理主義組織ハマスは30日、パレスチナ自治区ガザを巡るイスラエルとの停戦合意に基づき、イスラエル人3人とタイ人5人を解放した。イスラエルのヘルツォグ大統領は計8人の解放を歓迎する声明を出した。19日の停戦発効以来、人質解放は3回目。

イスラエルでの報道によると、タイ人5人は出稼ぎ労働者で、身柄交換の合意の枠外で引き渡されたもよう。イスラエル人では20代の女性2人と80歳の男性1人が解放された。ハマスや共闘するガザの過激派はガザ北部のジャバリヤ難民キャンプで女性兵士1人を先行して解放。残る2人は南部ハンユニスで解放した。

ハマスなどは解放を通じ、ガザの広い範囲を実効支配していると誇示する狙いだったとみられるが、ハンユニスでの解放の際は大勢の住民や戦闘員が殺到、もみ合いとなり混乱した。

イスラエルは人質解放と引き換えに、投獄したパレスチナ人約110人を釈放する予定だったが、ネタニヤフ首相は混乱は「衝撃的」だと批判し、安全な解放が保証されるまで釈放を遅らせる意向を示した。

イスラエルでは30日、国連パレスチナ難民救済事業機関(UNRWA)の活動を禁止する新法の施行日を迎えた。政府当局との接触も禁止され、UNRWA側はガザなどのパレスチナ人支援に深刻な影響が出るとしている。米国はUNRWAの主張は「誇張だ」として、イスラエルを支持する姿勢を示した。

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